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RADAR 〜ネッシーと悪徳館長と生物学者〜

画面写真

※画像をクリックすると、原寸大で表示されます。

タイトル画面 ゲーム画面

作品情報

作品名:
「RADAR 〜ネッシーと悪徳館長と生物学者〜」
作者名:
はりまお
完成日:
2000年12月31日
制作環境:
Windows98 + celeron 466MHz + 64MB
Visual Basic 6.0 Learning Edition

戦歴

マイコンBASIC Magazine(電波新聞社) 2001年8月号で不採用と判明

全体的な出来は良いが、ルールが理解しにくく、何回も遊ぶ気になれない。プレイヤにわかりやすい設定をする工夫も必要だと、諭されてしまった。
と言うのも、アイデア段階ではもっと単純なレーダーだったのだが、実際に創ってみると余りにも簡単過ぎたので、もう少し頭を使わせてやろうと試行錯誤した結果、こんな風になってしまったのだ。
開発段階では、このレーダーの特徴を良く理解しているので、それ程まで難易度が高いとは思わなかったのだが、さすがに今プレイしてみると全くクリアできない。長期間のテストプレイの必要性とパズルゲームを創るには賢い頭が必要だと実感させられた作品です。反省。


ファイル

"radar.zip" [ダウンロード](配布ファイル更新日:2025年01月27日)
実行ファイル
"radar.exe"
プログラム
"radar.vbp"
"radar.frm"
"radar.vbw"
画像ファイル
"radar-mg_3.bmp"
タイトル画面データ
"radar-op.dat"(テキストファイル)
説明文(本文)
"readme.txt"

物語

あなたは、生物学者。ある生物の研究を密かに行っている。それは、“ネッシー”である。
良からぬ事を考える者が現れないように、それなりの準備が整うまで秘境の湖で研究する事にした。
しかし、地獄耳は存在する。どこかで噂を聞き付け、ある博物館の館長が、見世物にして設けようと部下を引き連れやって来た。

何とかしなければ。
そこで、ネッシーの存在を知られないように、一味を気絶させてからネッシーを捕獲し、別の池に移す事にした。

救出作戦の進め方

レーダーを飛ばして、その反応結果よりネッシーや悪徳館長一味,魚の位置を判断して下さい。
一味の位置が解ればその位置に水爆弾を投下して気絶させます。
全ての一味を気絶させたら、捕獲網をネッシーの位置に投下し救出します。見事救い出せれば大成功。

マップの見方

マップは、四角いマスに区切られ、緑の部分は陸、青い部分は湖を示しています。ネッシーと魚は勿論、悪徳館長一味もネッシーを探すために水に潜っています。
それぞれのマスの中には、一匹又は一人しか居ません。ネッシーは1匹ですが、悪徳館長一味と魚の数は、見当もつかなにのでレーダーの反応結果で判断するしかありません。

プレーン発射法

レーダーや水爆弾,捕獲網は、プレーンに搭載して発射します。
発射方法は、マップの下左端にある【発射】をクリックして、その下にある、オプションボタンでプレーンを発射する向きか搭載する機能を選択します。X,Yは、レーダー(発射する座標軸)です。
次にその右側にあるテンキーボタンでレーダーを発射する座標、又は、水爆弾や捕獲網を投下する座標を入力します。
そしてテンキーにある【Ok!】ボタンをクリックすれば決定し、発射されます。

レーダーの反応法則

レーダーは、“ネッシーと人間”,“人間と魚”,“魚とネッシー”に反応する3種類があり、反応すると値を返します。その値を足した数値が、反応強度として反応結果に表示されます。(図1,2を参照)反応強度の数値の並びで、生物の種類と存在が判別出来るという仕組みです。

反応結果は、フォーム左下にある【結果】をクリックすると表示されます。レーダーをX軸から飛ばした時の結果とY軸から飛ばした時の結果をを別々に表示します。下にある【X】,【Y】で切り替えます。

水爆弾とその影響

水爆弾は、水面や地面にぶつかると破裂し、投下したマス以外に前後左右のマスにも雫が飛んでしまい、そこに居る生物にも影響を及ぼします。もし、ネッシーや魚が、そこに居ると死んでしまうので注意が必要です。

水爆弾を投下した所に生物がいなかったり、気絶した人間しかいない場合は、ミスとなります。1つの湖で3回ミスすると爆弾がなくなってしまいます。

捕獲網

ネッシーが、居る場所に投下する事で捕獲します。それぞれの湖に2つ網が用意されています。使い切ってしまうとネッシーを捕獲出来なくなります。

プログラムについて

レジストリーの変更や新たなファイルの作成などは行っておりません。不要になった場合は、解凍した全てのファイルを削除してください。

プログラムの実行に必要なファイルは、全て実行ファイルと同じフォルダに置いてください。
画像は、ファイル名を"radar-mg.bmp"にして、上32ドットに地形,生物,プレーン,水爆弾,捕獲網,枠の順で描き、下32ドットにはマスクなどを描きます。(図3を参照)
オープニングタイトルとして表示されるマップデータは、"radar-op.dat"にテキストとして記述しています。全てのファイルを同じフォルダに保存しておきます。

変数の説明は、リストに注釈が入れてありますので参考にして下さい。

フォームの右下隅にある【半透明表示】と書かれたチェックボックスは、単なるおまけです。マップが半透明になったかのような感じに表示されます。内容には全く関係ありません。BitBltの演算子を替えるだけで半透明のようになるのを発見した(もう知ってた?)ので面白いから付けてみました。

一番心配なのは、絶対にクリア出来ないステージを作ってしまうかもしれない事です。もし人間の周りに魚が集中し過ぎると、人間一人気絶させるだけで魚を大量死させてしまうなんて事になりかねないのです。これを判断するのは、ややこしくて長々したものになりそうなのでやりませんでした。ごめんなさい。

制作後記

「答えが、表示されているのに間違えちゃう。」をテーマに作ってみました。ステージデータを用意してしまうとクリアしたら終わりになってしまうので、自動生成にしました。毎回違う形で必ず1つの池を作るのに頭を捻らされました。

レーダーの反応法則と反応結果表示方法,水爆弾の破裂範囲を決めるのに悩みました。それと、湖を作る方法が分からなくて困りました。特に“一マップに必ず一湖”にするのが。

それと、どうでも良い事ですが、水爆弾とは巨大な水風船のイメージです。

参考文献

図表

図1.プレーンの位置とレーダーの反応位置と反応強度

  ┌─┐
  │+1│←“ネッシーと人間”は、プレーンの前
  ├─┤
▲→│+2│←“人間と魚”は、プレーンの下
│ ├─┤
│ │+1│←“魚とネッシー”は、プレーンの後ろ
│ └─┘  │
│  │   └それぞれのレーダーの反応位置
│  └────反応強度として足される値(反応が無ければ0)
└───────プレーンの位置


図2.反応強度(X軸から発射した場合。Y軸から発射した場合は左に90°回転させたようになります。)
第一段階

  ┌─┐   ┌─┐
  │ │   │ │
  ├─┤   ├─┤
  │人│ ⇒ │ │
  ├─┤   ├─┤
▲→│ │   │1│←反応強度が、設定された。
│ └─┘   └─┘

└・プレーンの位置

解説

“ネッシーと人間”が、反応するマスに人が居るので+1   ┐
“人間と魚”が、反応するマスには何も居ないので0    ├ 合計
“魚とネッシー”が、反応するマスはマップの外なので無視 ┘

第二段階

  ┌─┐   ┌─┐
  │ │   │ │
  ├─┤   ├─┤
▲→│人│ ⇒ │2│←反応強度が、設定された。
│ ├─┤   ├─┤
│ │ │   │1│←第一段階の結果
│ └─┘   └─┘

└・プレーンが、1マス進む。

解説

“ネッシーと人間”が、反応するマスには何も居ないので0 ┐
“人間と魚”が、反応するマスに人が居るので+2     ├合計
“魚とネッシー”が、反応するマスには何も居ないので0  ┘

第三段階

  ┌─┐   ┌─┐
▲→│ │   │ │←反応強度が、0の場合は表示されない。
│ ├─┤   ├─┤
│ │人│ ⇒ │2│←第二段階の結果
│ ├─┤   ├─┤
│ │ │   │1│←第一段階の結果
│ └─┘   └─┘

└・プレーンが、更に1マス進む。

解説

“ネッシーと人間”が、反応するマスはマップの外なので無視  ┐
“人間と魚”が、反応する場所には何も居ないので0       ├合計
“魚とネッシー”が、反応する場所に人が居るけど関係ないので0 ┘


図3.画像

              ┌┬┬┬┐
            ┌┬┼┼┼┼┼┬┐
          ┌┬┼┼┼┼┼┼┼┼┼┬┐
        ┌┬┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┬┐
      ┌┬┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┬┐
    ┌┬┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┬┐
  ┌┬┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┬┐
┌┬┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┬┐
└┴┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┴┘
  └┴┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┴┘
    └┴┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┴┘
      └┴┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┴┘
        └┴┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┴┘
          └┴┼┼┼┼┼┼┼┼┼┴┘
            └┴┼┼┼┼┼┴┘
              └┴┴┴┘

※地形は、この形で描いて、土はこの下に9ドット伸ばして下さい。
※生物・プレーン・捕獲道具も、この範囲内に収まるように描いて下さい。
※枠は、これの一番外のドットに色を置けばOkでしょう。
順番

┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐
│陸│水│土│ネ│人│魚│プ│ │爆│網│枠│
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤
│ │ │*a│マ│マ│マ│マ│ │マ│マ│*b│
└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘

マップパーツ画像
  • 空白の部分は、何も描く必要ありません。
  • プレーン(上では“プ”)は、左上を向いた絵を描きます。右上を向いた絵は、自動的に作成されます。
*a
地中(上では“土”)用のマスクは、地形(陸や水)と地中の画像を合わせたものです。
*b
プレーン発射時のアニメーションパターンを描きます。
アニメーションパターンは、上から16x8ドットでプレーン左向き横の絵、その下に8x8ドットでジェットの炎を2パターン横に並べて描き、その下に16x8ドットでプレーンが走るレールを描いて下さい。
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