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冬季達磨評議会

画面写真

※画像をクリックすると、原寸大で表示されます。

タイトル画面 ゲーム画面 評価画面

作品情報

作品名:
冬季達磨評議会(とうきダルマひょうぎかい)
作者名:
はりまお
完成日:
2004年10月24日
動作環境:
MSXturboR以降
要マウス(ポート1に接続)
制作環境:
MSXPLAYer(Mマガ永久保存版2 MSX turboR対応版)
FS-A1GT(MSXturboR / Panasonic製)

戦歴

MSX MAGAZINE 永久保存版3(ASCII) 掲載

造作面で意欲作であると評価して頂きました。
紙面では、評価システムで「開始直後に左ボタンを連打するだけでも、それなりに良い点数をもらえてしまう」問題があると指摘されていますが、作者としては、どういうことなのか分かりかねています。
説明文にもあるように、この評価システムでは、優秀なほど数字が小さくなります。実際に試してもらえれば分かるように、開始直後に左ボタンを連打した場合、480点と評価されます。この480点は、そんなに良い点数でしょうか? 今度は、開始直後に少しマウスを動かして左ボタンをクリックしてみると、あっさり480点を超えられます。簡単です。普通に達磨を作れば480点なんて点数をもらうことはないと思います。480点より悪い点数を取ろうとすると、見本より相当大きな雪だるまを造ることになります。これができる人は、点数云々より凄いマウス裁きの持ち主ではないでしょうか。この領域に達している人は、点数で評価してもらうのではなく大きさを競うと言う自分ルールで遊んで頂ければ楽しいのではないでしょうか?


ファイル

"DARUMA.zip"
ファイル名 内容・閲覧 試遊 ダウンロード
DARUMA.BAS LIST変数表一括 RUN 2025年01月26日
DARUMA.ASC "DARUMA.BAS"をアスキーセーブしたもの
DARUMA-M.TXT 説明文
※ MSX作品についての補足

物語

「やった〜、雪が積もった!!」

「そうだね、80cmも積もってるね。」

「ねぇ、田有君。何かして遊ぼうよ。」

「雪合戦ってのはどう?」

「雪合戦か、前にやったことあるよ。違うのにしない。」

「じゃ〜、雪だるまを作ろうよ。」

「それなら、良いアイデアがあるよ。」

「うん? なになに。」

「毎年冬にマニアの間で密かに開催されている“冬季達磨評議会”っていうのがあるんだけど、そこで雪だるまの品評会も行われているんだ。そこに出品しちゃうって言うのはどうかな?」

「へぇ〜、それいいねぇ。」

遊び方

タイトル画面で左クリックするとスタートします。

画面の左側に表示される見本と、同じ大きさの雪だるまを60秒以内に作る事が目的です。
画面中央の、赤い2重円に挟まれば部分でマウスカーソルをグルグル回転させると、雪の玉が大きくなっていきます。一度大きくなったものを小さく削る事は出来ません。胴→頭→完成の順番に左ボタンをクリックして進んでいきます。

各評価ポイントで見本の雪だるまとの差異を計測し、その合計が小さいほど優秀だと評価されます。評価ポイントは、胴・頭それぞれに12箇所あります。中心の右側を0番として、時計回りで30度おきに11番まであります。値の後ろに"+"とある場合は見本より大きい事を、"-"ならば小さい事を表しています。見本と同じ大きさ(即ち、差異値が0)のでも"+"表示になります。その後、左クリックでタイトルへ戻ります。

終了する時は、CTRL + STOPを押して下さい。

プログラムについて

オールBASICなのでリストを入力するだけです。

動作環境はturboR以降となっていますが、恐らく2,2+でもエラーにはなりません(実機での確認をしていないので)。ただ、重くてゲームにならないだけです。

マウスをグルグルする所の赤円が、欠けてしまう場合があります。もう少し丁寧に描き直す事もできたのですが、処理速度に余裕がないので、なるべく他の処理の足枷にならないように、ある意味いい加減な処理方法を取りました。消えてしまった部分は、想像力でカバーして頂ければと思います。

制作後記

子供の頃は、地元でも雪合戦や雪だるまが出来るぐらい雪が積もる事もあったんですが、最近は殆どそんな事はなくなってしまいました。地球温暖化の影響でしょうか? そんな事を考えていたら、ふとMSXで雪だるまを作ろうと思い立ったので創ってみました。

Mマガ永久保存版3は、あるのか? コンテストは、開催されるのか? 規定は、変更されるのか? など、わからない事だらけだったので、前回の規定に従い72行で制作していました。行数制限の緩和に気付いたので、もう少し追加しようかとも思いましたが、期日が迫っている上に、もう一本に手を出してしまったので、細部の修正に留めました。

物語の恥ずかしい秘密(でも何でもない。)

・80cm
Z80の80であり、80cm=800mmでR800にもかけていたりする。
・田有君
「田有」→「田んぼ有る」→「たんぼある」→「たぁんぼあぁる」→「たーぼあーる」→「turboR」
うわぁ〜、苦しいっっっ。酸素をくれ。はぁ〜あ・・・。
因みに「田有」の読みは、“タアリ”。“タアリ”を並べ替えて“アタリ”なんちゃって。
・「雪合戦か、前にやったことあるよ。違うのにしない。」
マイコンBASICマガジン(電波新聞社)2002年7月号にて、雪合戦を題材にVisualBASICで制作した作品が掲載されました。元々、MSX用に創っていたものですが、処理速度の問題(より、技術的な問題かも)でお蔵入りしていたのでした。
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